北朝鮮がミャンマー政府に圧力か…映画「The Interview」違法コピー徹底押収

北朝鮮が、金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の暗殺を描いた米映画「The Interview」に関してミャンマー政府に圧力をかけたと、現地メディアが報じた。

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　ミャンマーの新聞「The Irrawaddy」は自社の英文ホームページに、ミャンマー警察が映画「The Interview」違法コピーに対する押収作業に着手したが、こうした動きは「ミャンマー・ヤンゴンに駐在する北朝鮮大使館の圧力によるものだ」と明らかにした。

　また北朝鮮大使館側が、ミャンマー当局に「ヤンゴン地域で映画『The Interview』がコピーされたり、販売及び配布されたりすることを直ちに阻むことのできる“適切な措置”を取るよう促した」と伝えた。

　さらに新聞によると11日、北朝鮮のキム・ソクチョル大使がヤンゴン州知事に会った後に、映画「The Interview」の違法コピー押収作業が始まったとし、これについてヤンゴン政府に尋ねたが、回答を拒絶されたと明らかにした。

　ロイター通信もミャンマー政府関係者及び警察に接触したが、押収作業について北朝鮮からの注文など受けていないと否定したと伝えている。

　ヤンゴンの警察は最近、押収した違法コピーについて「我々は単純にこれらが承認されていない違法コピー物であるため、押収している」と述べた。

　ロイター通信はまた、ヤンゴンのDVD路上販売を数か所回ったが、他のコピー物は販売しているが、映画「The Interview」だけはなかったと報じている。

　さらにヤンゴン地域最大規模のビデオ店を取材した結果、そこも同じようになかったという。

　店の主人は「北朝鮮大使館の職員が何日か前に店に来て、『The Interview』のコピー物はあるのかと聞いてきたことがある。その職員は、『The Interview』のコピーを販売している店を警察に知らせているようだ」と述べた。