仁川(インチョン)市の保育園の保育士が4歳の園児を暴行した事件が発生し、衝撃を与えている中、警察が地域全体の保育園を対象に児童虐待被害の調査に乗り出す方針だ。

 仁川地方警察庁は保育園の管理・監督を務めている仁川市に協力公文書を送り、仁川地域2308か所の保育園を対象に児童虐待被害があるかどうかを調査する計画だと15日、明らかにした。

 警察のこのような決定は仁川だけでここ2か月間、保育園の暴行や虐待事件が相次いで起こり、地域の民心が沸き立っている状況を懸念したものと思われる。

 昨年12月には南洞区(ナムドング)にある保育園の保育士A(47、女性)が2歳の男の子を自身の頭の高さに持ち上げてから床に強く落とす行為を6回繰り返す映像が公開され、衝撃を与えた。Aは現在、起訴意見で検察に送致された状態だ。

 また、これに先立ち11月には4歳の園児の両手首をひもで縛って虐待した疑いで西区(ソグ)にある保育園の保育士B(23、女性)が警察に不拘束立件された。

 警察関係者は「保育園の児童虐待の被害事例の情報収集を強化して、事件発生時、拘束捜査を原則にするなど処罰を強化する予定」とし、「児童虐待の再発防止のため、強度の高い予防活動を展開するよう努力する」と明らかにした。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0