韓国・安山(アンサン)で発生した立てこもり事件で、2人の娘は実父の遺体を隣にし、17時間監禁されていたことがわかった。
韓国・安山(アンサン)で発生した立てこもり事件で、2人の娘は実父の遺体を隣にし、17時間監禁されていたことがわかった。
韓国・ソウル市近郊の京畿道(キョンギド)安山(アンサン)市で発生した立てこもり事件で、2人の娘は実父の遺体を隣にし、17時間監禁されていたことがわかった。

 14日、警察関係者の話によると、キム容疑者(46)は去る12日午後3時頃から妻の元夫A氏(49、死亡)の自宅へ侵入し、犯行に及んだ。

 犯行当時、A氏の自宅にいたA氏の同居女性A氏(32)を「Aの弟だ」とだまし、家に侵入したキム容疑者は、家の中にあった刃物でB氏を脅迫した後、B氏とA氏の娘(16)をネクタイと靴紐などで縛り、部屋の中で監禁。以降、同日午後9時頃、A氏が帰宅するとすぐに首と顔面を刃物で刺して殺害、遺体をトイレ(風呂場)に放置した。

 その2時間後、学校にいたA氏の長女(17)が帰宅すると、キム容疑者は長女を縛り付けて、父の遺体と同じ部屋で監禁。その後、キム容疑者は別居中の妻へ電話をかけたが、妻がキム容疑者の電話番号を「着信拒否」設定していたため、繋がらなかったという。

 こうしてA氏の2人の娘は、実父の遺体を隣にし、17時間、監禁状態で過ごすことに。 その後、キム容疑者は午前9時38分頃、妻が電話に出ないことに腹をたて、A氏の娘(16)の腹を刃物で刺して殺害した。

 警察関係者によると、実父の遺体と妹の死を目の当たりにした長女は精神的に強い衝撃を受け、失語症の症状がみられるという。

 なお、警察はキム容疑者について事件経緯を調査後、人質殺害などの容疑で拘束令状を申請する方針だ。

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