【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が14日発表した雇用動向によると、昨年1年間の失業率は3.5%で前年より0.4ポイント悪化した。特に青年(15~29歳)の失業率が同1.0ポイント悪化の9.0%を記録し、現行統計となった1999年以降で最悪となった。 昨年1年間の就業者は2559万9000人で、前年比53万3000人増加。増加幅は2002年(59万7000人)以来の高水準となった。就業者の前年比増加数は10年の32万3000人から増加を続けた後、13年に減少に転じたが、昨年再び持ち直した。 就業者の増加数を年齢別に見ると、60代以上が20万人、50代が23万9000人。一方、人口自体が減っている30代は2万1000人減少した。その他の年代では増加した。 産業別では、製造業、保健業および社会福祉サービス業、卸小売業、宿泊および飲食店業などで新規就業者数が増えた。農林漁業や金融および保険業などは減少した。 非経済活動人口は1597万7000人で前年より24万6000人(1.5%)減少した。非経済活動人口が前年比で減少するのは2004年以来。減少幅も過去最大水準となった。 一方、昨年12月の失業率は3.4%、青年の失業率は9.0%だった。失業率の統計には表れない、アルバイトをしながら就職活動をする人や入社試験に備える学生などを含めた雇用補助指標をみると、肌で感じる失業率(体感失業率)は11.2%と集計され、昨年6月の調査開始以来、最悪となった。 昨年12月の就業者は2538万4000人で前年同月比42万2000人増加した。前年同月比の増加数は2カ月ぶりに減少に転じたものの、4カ月連続で40万人台を維持した。 統計庁の雇用統計課長は、農林漁業の就業者の減少幅が再び拡大したのは昨年下半期の雇用が非常に好調だったことが影響したと説明。就業者の増加幅が4カ月連続で40万人を超えていることを評価した。 ikasumi@yna.co.kr
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