サムスン電子(資料写真)=(聯合ニュース)
サムスン電子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】高成長期に入ったパブリックディスプレー市場で、韓国勢が優位を保っている。パブリックディスプレーは、地下鉄の駅や高速道路の料金所、学校など公共の場で情報を表示するために設置される大型ディスプレー。 米調査会社ディスプレイサーチによると、昨年7~9月期のパブリックディスプレー市場で、サムスン電子は27%の圧倒的なシェアで世界トップを走っている。シェアは同1~3月期が28%、4~6月期が29%と安定している。サムスンディスプレーが製品を供給し、サムスン電子がマーケティングや営業を担っている。 7~9月期のシェア2位はNECで10%、LG電子は7%で3位につけた。次いでシャープが4%、パナソニックが3%。トップ5の韓国勢と日本勢で市場の半分以上を占めた。 最近は中国やトルコで電子黒板などの需要が急増しており、7~9月期のパブリックディスプレー出荷量は前年同期比16%増加した。東欧や中南米などでも伸びている。 パブリックディスプレーは大型化が進んでいる。大型ディスプレーの価格が低下しているためで、7~9月期は平均48.9インチと過去最大を記録した。 一方、サムスン電子は小型パブリックディスプレーを有望とみて、市場攻略に乗り出した。先ごろ小売店のデジタルサイネージ(電子看板)や学校の掲示板、飲食店のメニュー表向けに、22インチのディスプレーを発売した。   ディスプレイサーチによると、2012年と2013年に年200万枚程度だったパブリックディスプレーの出荷量は、昨年250万枚に拡大し、今年は300万枚、2017年には400万枚を超える見通しだ。  mgk1202@yna.co.kr
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