【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は12日、青瓦台(大統領府)で年頭記者会見を行い「青瓦台も新たな組織改編を行い、積極的かつ大胆な姿勢で国民の視点に合わせた政策を推進し、国民との疎通を図っていく」と明らかにした。 また、政府として国民に希望を与え、国民から信頼を得られるよう努力していくとの考えを示した。 朴大統領のこうした発言は、元側近が国政に介入しているとした青瓦台内部文書の流出問題や、金英漢(キム・ヨンハン)民政首席秘書官が金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長の国会出席指示を拒み、辞意を表明するなど異例の事態が続いたことを受け、青瓦台の組織改編を断行するとの意志を示したものとみられる。 元側近の国政介入疑惑をめぐる青瓦台内部文書の流出問題と関連しては、「今回の事件で国民の皆さんに虚脱感を与えたことを申し訳なく思う」と正式に謝罪した。 一方、北朝鮮に対しては「これ以上躊躇(ちゅうちょ)することなく、対話に応じるべきだ」と呼びかけた。 朴大統領は、朝鮮戦争で生き別れになった離散家族問題の根本的な解決や北朝鮮住民の暮らしの向上、民族同質性の回復作業などについて南北が共に話し合い、統一の扉が開かれることを願うとしながら、対話を促した。特に離散家族問題は生存者の年齢を考慮すると対応が急がれるとし、旧正月(今年は2月19日)前後に再会できるよう北朝鮮が開かれた心で応じることを期待した。 また、「政府は今後、南北関係の発展と平和統一の基盤構築に向け、民間レベルの支援と協力を通じ実質的な対話と協力のルートを設けていく」と述べた。 対日関係については、国交正常化50周年を迎え、新たな関係を模索すると述べた。 csi@yna.co.kr
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