金寛鎮国家安保室長=(聯合ニュース)
金寛鎮国家安保室長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の外交・安全保障政策の司令塔である青瓦台(大統領府)国家安保室の金寛鎮(キム・グァンジン)室長が近く中国を訪問することが11日、分かった。複数の政府筋によると、両国は最終的な日程を調整している。昨年6月に任命された金室長が訪中するのは初めて。 両国は2013年6月に開催された首脳会談で、青瓦台安保室長と中国外交担当の国務委員が定期協議を行うことで合意。同年11月、楊潔チ国務委員が来韓し、ソウルで初協議が開かれた。 今回の協議で両国は朝鮮半島問題と関連する包括的な議論を行う見通しだ。韓国政府の南北協議提案や北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の「新年の辞」発表後、南北関係改善への期待が高まる中、今後の南北関係進展をめぐる踏み込んだ意見交換が行われるとみられる。韓国側は南北対話の進展のため、中国が北朝鮮に影響力を発揮するよう要請する一方、南北関係の改善のためには北朝鮮の核問題の解決が必要との立場を強調すると予想される。 最近の中朝関係や米国のミサイル防衛(MD)・最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備、韓米日の軍事情報共有覚書、日本の集団的自衛権の行使容認など、北東アジア情勢や安保課題についても議論すると予測される。 金室長は中国訪問中、習近平国家主席と会談する可能性が高い。楊潔チ国務委員も13年に来韓した際、朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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