サムスン電子の本社=(聯合ニュース)
サムスン電子の本社=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サムスン電子が8日発表した昨年10~12月期決算(速報値)は、本業のもうけを示す営業利益が5兆2000億ウォン(約5640億円)と、前期(4兆600億ウォン)に比べ28.1%増加した。前年同期(8兆3100億ウォン)比は37.2%減少した。 昨年7~9月期は約3年ぶりに5兆ウォンを下回ったが、10~12月期は無線事業部の業績回復などを追い風に、5兆ウォン台に持ち直した。 10~12月期の売上高は52兆ウォンだった。前期(47兆4500億ウォン)は50兆ウォンを切ったが、10~12月期は9.6%増加し50兆ウォン台を回復した。しかし、前年同期(59兆2800億ウォン)比では12.3%減少した。  昨年通年では減収減益となった。昨年の売上高は205兆4800億ウォンで、2013年(228兆6900億ウォン)に比べ10.2%、営業利益は24兆9400億ウォンで前年(36兆7900億ウォン)比32.2%、それぞれ減少した。 ただ、サムスン電子がこの日発表した昨年10~12月期の営業利益は、市場の予想を上回った。金融情報会社が集計した証券27社の平均予想(4兆8200億ウォン)より8%ほど多い。売上高は証券会社の平均予想(52兆500億ウォン)と同程度だった。 電子業界は、サムスン電子の業績悪化の主因となったIT・モバイル(IM)事業部門の業績が10~12月期はやや改善したと分析する。同部門は主力のスマートフォン事業が低迷し、同年7~9月期の営業利益は前期の半分以下に落ち込んだ。10~12月期はスマートフォン全体の販売台数が減ったものの、「ギャラクシーノート4」などハイエンド製品の販売が伸びた。マーケティング費用の大幅削減も業績の好転につながったもようだ。 半導体事業は、半導体メモリーの需要が堅調で価格が安定しているほか、非半導体メモリーの販売も拡大した。 mgk1202@yna.co.kr
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