K-POP才能ある低所得層の子どもに「音楽キャンプ」開催

韓国青少年活動振興院は、総合エンタテインメント企業である（株）LOENエンタテインメントとともに音楽の才能がある低所得層家庭の青少年らに、専門的な音楽教育と基本素養教育の機会を提供する「青少年音楽キャンプ（LOENミュージックキャンプ）」を開催すると、7日明らかにした。

　第1回青少年音楽キャンプは、今月12日から25日までの13泊14日で、江原道（カンウォンド）国立平昌青少年修練院にて行われる。韓国青少年活動振興院と（株）LOENエンタテインメントが共同主催で、女性家族部が後援する。

　キャンプには全国の学校及び青少年機関長推薦などを通じて受け付けられた180名の志願者のうち、適合性や審査、実技審査、総合審査などの過程を経て、30名が選定された。普段、音楽的な才能と夢はあるが、厳しい環境により学ぶことに限界がある全国の低所得層家庭の青少年が対象となった。

　選ばれた青少年にはキャンプ期間、専門ボーカルトレーニングやダンストレーニングはもちろん、大衆疎通、ヨガ、基本エチケットなど多様な人性教育及びメンタリングが進められる。音楽に関する夢を育て、未来を設計できるようにする。

　24日（土）午後4時からは、地域住民300名を招待して、2週間の教育の成果を披露する公演の時間もある。参加者たちの才能を発揮する時間であると同時にK-POPに接することが難しかった地域の住民にも楽しいステージになる。

　キャンプ期間に優秀な才能を見せた参加者には、女性家族部長官賞、リーダー性などの多様な受賞とともに奨学金も授与される。実力よりは誠実に活動に取り組んだ青少年に賞が授与される。

　青少年音楽キャンプは2015年をスタートとして、毎年継続的に行われる予定。主催側は大韓民国の青少年活動を先導する青少年機関の役割向上と、総合音楽事業者としての社会的責任の実現のために家庭環境が厳しい青少年の音楽的才能を発掘し、自尊心や成就感を向上させる教育の機会を提供していく計画だと明かした。

　韓国青少年活動振興院のキム・ソンドン理事長は「今回のキャンプを通じて大衆音楽に才能がある青少年たちの夢と才能を開発し、思い切り広げることができるよう積極的に支援する」と述べた。