“ナッツ姫” 趙前大韓航空副社長を拘束起訴…組織的隠ぺい・歪曲・調査妨害容疑など＝韓国検察

ソウル西部地検刑事5部(部長検事:イ・グンス)は7日午後、“ナッツ・リターン”事件に関する中間捜査結果を発表し、航空保安法違反などの容疑で趙顕娥（チョ・ヒョンア、40）前大韓航空副社長を拘束起訴したことを明らかにした。また、趙前副社長が国土交通部の調査に介入し、調査を妨害したとして、偽計公務執行妨害の罪を追加した。

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　検察は趙前副社長が私的地位を乱用して航空機安全を威嚇したと判断。また、趙前副社長が証拠隠滅と虚偽陳述強要などで調査を妨害するなど、事件の組織的隠ぺいを主導したと判断した。

　一方、検察は国土部調査を妨害した容疑でヨ常務も起訴した。また、ヨ常務に調査内容を伝えたキム調査官に対しては公務上機密漏洩容疑を適用して起訴した。

　趙前副社長は昨年12月5日（現地時刻）ニューヨーク発仁川（インチョン）行きの大韓航空旅客機にて、サービスに問題があったと腹を立て、乗務員と事務長に暴言・暴力をふるい、離陸のために滑走路に向かっていた飛行機を引き返させた後、チーフパーサー（事務長）を機体から降ろした。その後、“ナッツ・リターン”騒動として社会問題に発展した。