【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が12日午前10時から青瓦台(大統領府)で新年記者会見を行う。青瓦台の尹斗鉉(ユン・ドゥヒョン)広報首席秘書官が7日発表した。 尹秘書官は、今年は経済革新3カ年計画に沿って予算が編成・執行される初年度になるとしながら、「経済をいかに活性化させ飛躍させるかについての対策や国政運営方針のほか、南北関係などに関する構想を明らかにした後、記者からの質問に答える」と朴大統領の新年会見について説明した。 朴大統領が就任後記者会見を行うのは今回が2回目。 会見には昨年と同様、首相や閣僚、青瓦台高官が同席し、朴大統領が就任3年目の国政運営方針や推進戦略を発表する。 会見は1時間半ほど行われ、テレビで生中継される。 朴大統領は会見で、経済体質の改善を目指す経済革新3カ年計画を確実に実施するとともに、労働市場、公務員年金、金融部門、公共機関の4分野での積極的な構造改革を進めていく意志を強調するとみられる。また、南北首脳会談開催などについての立場を示すほか、対北朝鮮政策や統一に向けたビジョンを提示すると予想される。 昨年末に政局を揺るがした朴大統領の元側近の国政介入疑惑をめぐる青瓦台の内部文書流出や、一連の騒動を受けて内閣や大統領府の人事刷新を求める声が高まっていることについて、朴大統領がどのような立場を示すのかに注目が集まる。 一部では、流出した国政介入疑惑に関する内部文書が虚偽であることが判明したため、青瓦台の人事刷新は事実上、ないとする見方が出ている。 ただ、就任3年目となる朴大統領が求心力を高めるため、人事を含めた国政刷新の意志を示す可能性も取り沙汰されている。 さらに、朴大統領は国政運営構想の目玉となる4分野の構造改革に対する国民の理解を高めるため、近くマスコミの編集局長や政治部長との対話の場を設ける方向で検討しているとされる。 sjp@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0