【ソウル聯合ニュース】今年、韓国を訪れる外国人観光客は1620万人を超え、過去最高となる見込みだ。韓国文化観光研究院のイ・ソンテ副研究委員は7日に発表した報告書で、今年韓国を訪問する外国人は1620万人で昨年の1420万人に比べ14.1%増加すると予想した。 このうち、中国人観光客は昨年より28.0%増えて794万人に達し、全体の外国人観光客の49.0%を占めるとした。 イ氏は「今年も昨年の東南アジアの情勢不安や香港でのデモ激化のような要因が発生すれば、韓国を訪れる中国人観光客がより一層増える」と分析した。 また、昨年末の衆院選で日本の与党が圧勝し、安倍晋三首相が長期政権への道筋を固めたことで、尖閣諸島をめぐる中国と日本の領土紛争や外交対立が続けば、日本を避け韓国を訪れる中国人観光客が増えるとの見方を示した。 今年韓国を訪れる日本人観光客については2003年以来、12年ぶりに180万人台に落ち込むと予想。日本の金融緩和策が続けば円安が進み、韓国旅行で割安感を感じられなくなるためだ。 一方、海外旅行に出かける韓国人は、昨年の1600万人より14.6%増の1834万人を記録すると推計した。韓国国民の35.1%が海外旅行を行うことになる。 イ氏は韓国人の海外旅行客が増加する理由について、12年後半から進んでいる対ウォンでのドル安や円安に加え、格安航空会社(LCC)が路線・便数を拡大させたことで旅行コストが下がったためと説明した。 sjp@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0