中国が最近の朝鮮半島の動向に関して、北朝鮮が南北間対話の再開を含めて少しずつ動きを見せているという評価を韓国側に伝えたことが、5日明らかになった。(提供:news1)
中国が最近の朝鮮半島の動向に関して、北朝鮮が南北間対話の再開を含めて少しずつ動きを見せているという評価を韓国側に伝えたことが、5日明らかになった。(提供:news1)
中国が最近の朝鮮半島の動向に関して、北朝鮮が南北間対話の再開を含めて少しずつ動きを見せているという評価を韓国側に伝えたことが、5日明らかになった。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 中韓は5日、ソウル・外交部庁舎で第2次中韓外交・安保対話を開き、最近の朝鮮半島の情勢と両国間の外交安保分野での協力法案を論じた。

 中国側は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が新年演説を通じて、南北関係改善に強い意志を見せていることに対し、概ね肯定的な期待感を見せた。

 韓国政府当局者は会議の直後、「中国が南北対話の進展を期待するという立場を明らかにした。北朝鮮が少しずつ動きを見せているという評価をしたと理解した」と伝えた。

 中国は、金正日総書記の死後、事実上3年の喪があけた北朝鮮の立場でも南北間対話に積極的に出る時が来たとほのめかしていた。北朝鮮が南北対話再開に強い意志とともに南北関係が実際に改善される可能性を、中国側も念頭においていることを意味している。

 中韓は、韓国政府が推進中の日中韓3カ国外相会談の必要性についても共感を示した。

 当局者は「中韓は3カ国外相会談に関して議論していくことにした。日本にも関わる事案であり、いつ開催されるかといった問題が残っている」と述べた。

 中国側で敏感な事案とされている「日米韓軍事情報共有約定」締結やTHAAD(終末高高度防衛)の朝鮮半島配置問題などについては言及しなかったという。

 このほかにも韓国側は、朝鮮戦争で死亡した中国軍60名の遺骨を遅くても3月までに中国側に送還するという意志を明らかにし、中国側はこれについて感謝の意を伝えた。韓国政府は昨年3月にも、朝鮮戦争で死亡した中国軍437名の遺骨を中国側に送還している。

 中韓の外交安保対話は、2013年6月に韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談での合意に基づく枠組みで、中韓間の外交・安保の実務者たちが出席する唯一の協議となっている。

 今回の会議には韓国外交部の李相徳(イ・サンドク)東北アジア局長と中国外務省の孔鉉佑アジア局長がそれぞれ首席代表を務めた。第1回は課長級だったが、今回は副局長級に格上げされた。

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