【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は5日、麻薬密輸罪などにより中国で死刑判決を受けた韓国人1人について、刑を執行したとの通知を中国当局から受けたと明らかにした。中国では昨年8月にも韓国人3人の死刑が執行されている。 刑が執行された韓国人は2010年5月、約5キロの麻薬を密輸・運搬した罪で逮捕された。12年4月に北京の裁判所で開かれた一審で死刑判決を受け、同年12月、二審で刑が確定した。中国刑法で1キロ以上のアヘンや50グラム以上の覚せい剤の密輸や運搬、販売に対する最高刑は死刑。中国当局は先月16日、在中韓国大使館に刑を執行すると伝えていた。 韓国政府は中国当局に対し、人道主義の原則などから刑を執行しないよう要請していた。これに対し中国側は、麻薬犯罪は社会的な有害性が大きいとして厳しく処罰しており、特定の国や国民に対して例外を設けることはできないとの立場を堅持してきた。 中国では約20人の韓国人が麻薬や殺人などの罪により一審で死刑を言い渡されたが、ほとんどは刑の執行が猶予されたという。 kimchiboxs@yna.co.kr
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