北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の新年演説を通じて南北対話拡大の意志を明らかにしたが、その後3日間、韓国に対する誹謗を自制しているようだ。(提供:news1)
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の新年演説を通じて南北対話拡大の意志を明らかにしたが、その後3日間、韓国に対する誹謗を自制しているようだ。(提供:news1)
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の新年演説を通じて南北対話拡大の意志を明らかにしたが、その後3日間、韓国に対する誹謗を自制しているようだ。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、新年演説発表後、3日まで韓国に対する誹謗的な文章を掲載しなかった。

 新年演説発表の直前まで韓国の政策全般に対する非難はもちろん、韓国左派政党の「統合進歩党」解散決定などに対しても非難しつづけていたのとは対照的だ。

 これは金第1書記が新年演説で南北関係改善を、昨年よりも一層強化するというニュアンスを漂わせたことからも変化が伺える。

 さらに韓国側のメディアが、北朝鮮の新年演説を、南北関係改善に対して比較的肯定的な信号であると分析しているのも作用していると見られる。

 その代わり、アメリカに対する非難はより一層高くなっている。

 労働新聞は「自主権尊重の原則で隣国との友好関係を発展させるつもりだ」というタイトルの文章で、現在、米朝が敵対関係を維持していることが全面的にアメリカの責任であると主張した。

 「アメリカは北朝鮮に対し、敵対視政策をすぐにやめなければならない。時代錯誤的な対北朝鮮の敵対視政策にこだわらず、大胆な政策転換をしなければならない」と強調した。

 また「アメリカは自分の鼻でも洗ったほうがいい」というタイトルの文章では、アメリカで発生した人権関連の事件について挙げて非難した。

 このような北朝鮮の姿は、韓国側から朴槿恵(パク・クネ)大統領の新年の記者会見を通じて北朝鮮に対するメッセージが出てくるまで続けられると見られる。



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