【ソウル聯合ニュース】サムスン電子がドイツ・ベルリンの家電量販店に展示した自社製洗濯機を故意に壊されたとしてLG電子の社長らを告訴した問題で、ソウル中央地検は30日、LG電子の趙成珍(チョ・ソンジン)社長を被疑者として取り調べている。 今年9月、家電見本市が開かれていたベルリンの家電店で、サムスン製ドラム式洗濯機のドア部分が破損しているのが見つかった。サムスン側は防犯カメラの映像を基に、趙社長や役員らが壊したと主張し、業務妨害や器物損壊などの疑いで告訴した。 これに対し、LG側は「製品の使用環境をテストしただけ」とし、サムスンの役員らを証拠偽造や名誉毀損(きそん)などの疑いで告訴した。 検察は趙社長が故意に洗濯機を破損させたのかどうか事実関係について聴取している。 また、この一件が国内に伝わった直後、LG電子が報道資料を発表し釈明したことに趙社長が関与していたかについても調べている。 検察は趙社長に出頭を要請したが、同氏は来月米ラスベガスで開催される家電見本市に参加した後に聴取を受けるとして、出頭を拒否していた。だが、捜査のため出国が禁じられたほか、26日にLG電子本社などが家宅捜索を受けたことで、調べに応じる方針に転換したとされる。 sjp@yna.co.kr
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