協議の様子=29日、ソウル(聯合ニュース)
協議の様子=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙太庸(チョ・テヨン)第1次官は29日、日本外務省の斎木昭隆事務次官とソウルで協議し、韓日国交正常化50周年を迎える来年が両国関係の転換点の年となるよう努力することで一致した。同部当局者が伝えた。 両次官による協議は10月に東京で開かれた戦略対話以来、2カ月ぶり。同当局者によると、協議では両国が歩んできた過去50年の歴史を回顧し、これからの韓日関係をどのように築いていくかについて意見交換が行われた。 また、旧日本軍慰安婦問題を解決する必要があるとの認識を共有し、現在進められている両国間の局長級協議を進展させていくことで一致した。ただ、慰安婦問題解決に関する新たな論議は行われなかった。 趙次官は「日本が新内閣発足を機に、北東アジアの平和と安定、共同繁栄に向け近隣国との友好協力関係を着実に貫くことを希望する」と述べた。これに対し斎木次官は両国の関係改善に向け引き続き努力すると答えた。 協議ではこのほか、韓日に加え中国との3カ国協力の重要性についても認識を共有し、来年のできるだけ早い時期に3カ国外相会議が開催されるよう努力することにした。 北朝鮮の核・ミサイル問題などに関連し、韓日間、韓米日3カ国間の緊密な連携の必要性を再確認し、協力を続けることでも一致した。
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