28日に釜山の沖合で海砂採取船と衝突した大型コンテナ船から大量のバンカーC重油が流出し、当局が緊急防除作業をしていたが、29日午前、事故現場海域と沿岸にあった油の大部分が回収されたという。(提供:news1)
28日に釜山の沖合で海砂採取船と衝突した大型コンテナ船から大量のバンカーC重油が流出し、当局が緊急防除作業をしていたが、29日午前、事故現場海域と沿岸にあった油の大部分が回収されたという。(提供:news1)
28日、韓国・釜山(プサン)の沖合で海砂採取船と衝突した大型コンテナ船から大量のバンカーC重油が流出し、当局が緊急防除作業をしていたが、29日午前、事故現場海域と沿岸にあった油の大部分が回収されたという。

 釜山海洋警備安全署は29日、回収した量と事故当時に残っていた量などを総合した結果、今回の事故で海に流出した油は335キロリットルだと明らかにした。

 2日間、海洋警察艦艇、海軍、官公船、防除業者、民間自律救助船など104隻と航空機3機を動員して防除作業を進め、計212キロリットルが回収された。

 事項当時、穴の開いたコンテナ貨物船の現代ブリッッジ号(21611トン)の4番燃料タンクには454キロリットルが積まれていたが、貨物船員らが事故直後に40キロリットルを自主的に他のタンクに移したという。

 釜山海洋警察署は29日、4番燃料タンクに残っている水と混ざった油を分離した結果を総合して流出量を推参した。

 また航空予察の結果、事故現場海域である釜山南の影島(ヨンド)付近の海上では油は発見されておらず、一部の海域で薄い油膜が見えることが確認されている。

 事故現場海域から5km付近に位置する影島の養殖場など近隣沿岸でも特に油は発見されていない。事故2日目である29日、事故現場海域の近隣に船舶105隻とヘリ3機が防除作業と予察を行なっている。

 釜山海洋警察署の関係者は「事故現場海域の近隣では油が発見されていない。潮流にのって南東方面に流れていったとみられる」と伝えた。海洋警察署では今週末に防除作業が終了すると見込んでいる。

 コンテナ船の現代ブリッジ号の船会社である「Danaos Shipping Co. Ltd.」は、現代ブリッジの船体が破損したが、現在は安定した状態である、数日以内に貨物積み出し及び修理のため入港すると明らかにした。

 現代ブリッジ号は1988年に建造されたパナマ国籍の船舶だ。


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