韓国統一部リュ・ギルチェ長官(写真)は記者会見を開き、統一部長官と統一準備委員会副委員長が参加する南北会談の開催を北朝鮮側に公式提案したことを明かした。(提供:news1)
韓国統一部リュ・ギルチェ長官(写真)は記者会見を開き、統一部長官と統一準備委員会副委員長が参加する南北会談の開催を北朝鮮側に公式提案したことを明かした。(提供:news1)
韓国政府は、来年1月に南北長官級チャンネルの対話を通じ、「相互の関心事」に対する会談の開催を29日、北朝鮮側に提案した。

 統一部の柳吉在(リュ・ギルチェ)長官は、統一準備委員会のチョン・ジョンウク民間副委員長と共同記者会見を開き、「統一部長官と統一準備委員会副委員長が参加する南北会談を開こう」と北朝鮮側に公式提案したことを明かした。

 リュ長官は「来年1月に南北相互の関心事に対する会談を開けたらと思う。特にこの会談を通じて南北が来年の旧正月(来年は2月19日)前に離散家族らの思いを果たせることを期待する」と述べた。

 さらに今回の会談の提案について「統一準備委員会レベルの対話の提案」としながらも「統一準備委員会の政府側の副委員長を兼ねている統一部長官が首席代表として参加する当局間の会談になるだろう」と明かした。

 このような政府の立場は政府が、政府と民間を包括する新たな形式による対北朝鮮対話を推進するという意志を明らかにしたものだと注目されている。

 またリュ長官は「南北の当局間で解決しなければならない問題を論議するだけでなく、民間社会レベルでも協力しなければならない事業がたくさんある。統一準備委員会はこれまで包括的に統一に備えたアイデアを発掘してきたが、そういったことを南北がともに顔を合わせて一つずつ実践していくための努力をしていかなければならないという趣旨がある」と説明した。

 チョン副委員長も「政府の政策によって我々の構想を具体化する前に北朝鮮側の代表に会い、我々の立場を説明してもらい、我々がこれまで準備してきた様々な課題を詳しく説明しながら、北朝鮮側の呼応を得る必要性を感じている」と述べた。

 リュ長官はまた今回の会談の提案について「離散家族について言及したが、それだけが主な議題というわけではない。様々な問題を扱うつもりだ」と述べ、相互間の制約のない対話をしたいという立場を強調した。

 政府はこのような内容の通知文を、29日午前に板門店を通じて北朝鮮の金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党統一戦線部長に送ったことを明らかにした。

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