【ソウル聯合ニュース】大韓航空機内で乗務員のナッツの出し方に激怒し、機内サービスの責任者を降ろして離陸を遅らせたとして、航空保安法違反などの容疑で逮捕状を請求されている同社の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が、グループ系列大学の理事を辞任したことが29日までに分かった。これで趙氏はグループ関連会社などの全ての役職から退いたことになる。 仁荷大(仁川市)などを運営する学校法人静石仁荷学園や大韓航空によると趙氏は今月12日に同学園の理事を辞任した。趙氏の父親で、大韓航空や同学園を傘下に持つ韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長に辞意を表明したという。 趙会長は同学園の理事長。趙顕娥氏は2008年から理事を務めており、今期の任期は16年10月までだった。趙会長の息子で大韓航空副社長の源泰(ウォンテ)氏も理事を務めている。 顕娥氏はKAL(大韓航空)ホテルネットワーク、韓進観光などグループ系列会社の代表取締役からも全て退いた。理事を辞任したことで、今回の騒動により韓進グループに関連する全ての役職を辞任したことになる。 ただ、顕娥氏は大韓航空や他の系列会社の株式については継続して保有する見通しだ。 検察は航空保安法違反の疑いなどで顕娥氏の逮捕状を請求しており、拘束前被疑者審問(令状実質審査)が30日午前10時半に行われる。 ikasumi@yna.co.kr
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