会見する統一部の柳吉在長官=29日、ソウル(聯合ニュース)
会見する統一部の柳吉在長官=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は29日、離散家族再会など南北間の相互関心事について議論するため来年1月中に当局者会談を行うことを北朝鮮側に正式に提案した。統一部の柳吉在(リュ・ギルジェ)長官が記者会見で明らかにした。 柳長官は、北朝鮮に通知文を送り、当局者会談の開催を呼び掛けたと説明したうえで、「北の前向きな回答を期待する」と述べた。通知文は柳長官名義で、金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党統一戦線部長宛てで送った。 柳長官はまた、来年は日本植民地支配からの解放70周年と南北に分断されて70年になる年であり、「統一に向け南北が共に協力すべき重要な年だ」と強調した。 会談が実現すれば、柳長官が首席代表を務める予定だ。 韓国としては旧正月(来年は2月19日)前に離散家族再会を実現したい考えで、ソウルや平壌、または南北が合意した場所で北朝鮮側と会談することを望んでいる。 柳長官は記者団から2010年3月に発生した海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け同年5月から実施している対北朝鮮制裁措置(5・24措置)の解除や、金剛山観光再開についても話し合う可能性があるか尋ねられると、「南北の関心事についてすべて話し合うというのがわれわれの立場だ」と述べた。 さらに、今回提案した会談と共に高官級協議も同時に行う意向を示した。 南北は北朝鮮の高官3人が10月の仁川アジア大会閉会式に合わせて韓国を訪問した際、10月末から11月初めに高官級協議を行うことで合意。だが、北朝鮮が韓国民間団体による非難ビラ散布や韓国軍の軍事演習に反発して開催されなかった。 sjp@yna.co.kr
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