【ソウル聯合ニュース】韓国政府筋は29日、韓国軍が来年前半に独自の「朝鮮半島ミサイル防衛演習」を初めて実施する計画であることを明らかにした。韓米日3カ国は同日、北朝鮮の核・ミサイルに関する秘密情報を共有するための覚書を締結しており、同覚書発効後初となるこの演習では日本が提供する情報も活用される可能性が高いとされる。 同筋によると、演習は韓国型ミサイル防衛(KAMD)システムや北朝鮮の核・ミサイル発射兆候を探知して先制攻撃する「キルチェーン」の実効性の検証を目的としている。 演習には日本から提供される北朝鮮の核・ミサイル情報も活用される可能性が高いとされる。政府関係者は「偵察衛星6基を運用する日本が収集した北の軍事情報も韓国で有効に使用されるだろう」と説明。「演習では米国だけでなく日本側の情報も活用されるとみられる」との見方を示した。 また、演習では韓米が共同で研究を進めてきた「ミサイル防衛模擬モデル」が使われるという。 韓国国防研究院(KIDA)と米国防総省ミサイル防衛局は2011年からミサイルプログラムに関する分析チームを立ち上げ、ミサイル防衛模擬モデルを研究してきたとされる。韓米は研究内容を公開しないとの取り決めにより具体的なシミュレーション結果を公表していないが、飛行するミサイルの終末段階での探知、迎撃を研究してきたとされる。 ikasumi@yna.co.kr
Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0