【ソウル聯合ニュース】韓国政府関係者は28日、韓国と米国、日本が29日に締結する北朝鮮の核・ミサイル情報共有のための覚書について、韓国軍から日本に提供する情報は秘密等級2~3級クラスになると明らかにした。 同関係者は29日の署名と同時に発効する覚書について、「全ての情報、特に敏感な情報は共有しないと承知している」と話した。 2012年に締結直前に取りやめになった韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)でも2級クラスの情報を交換するとの内容が含まれていたとされる。 韓国軍当局は北朝鮮の核・ミサイルに関する情報を1~3級、対外秘、特別扱いなどに分類している。このうち1級は、収集手段を公開しないシギント(通信傍受)やヒューミント(人的情報)が大部分だ。米国は韓国で1級クラスの北朝鮮情報が公開された場合、強く抗議してくるとされる。 韓国国防部は今後、1級クラスの情報が公開されないための対策を立てる計画だ。同部の関係者は「どんな情報を交換するのか、オフラインで提供する情報をどの程度までにするのかなどについて深く議論する」と話した。 3カ国は覚書の署名を米日韓の順で行う予定だ。米国防総省のロバート・ワーク副長官の後、日本防衛省の西正典事務次官、韓国国防部の白承周(ペク・スンジュ)次官がそれぞれ署名するという。 韓国政府関係者は「3者が同時に署名するのは無理なので、順に行う方式を取った。今回の方式は国際的にもかなう慣例だ」と説明した。 sarangni@yna.co.kr
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