北朝鮮、外国映画のTV放映を中断…金第1書記が外国映画流入の遮断を指示

北朝鮮当局が最近に入り、外国映画のTV放映を一切中断していると、米・自由アジア放送（RFA）が27日に報じた。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

　北朝鮮はこれまで週末に時々、中国やロシアなどの外国映画を放映してきたとされているが、最近に入り、それすら完全に中断したと伝えられている。

　平壌（ピョンヤン）の消息筋によると「最近は、週末に放送されていた外国映画が全てなくなって、代わりに国内の映画ばかり繰り返し放送されている」という。

　さらに「そうでなくても見る番組のないテレビから外国映画までなくなった最近は、ロシア映画のビデオを見ている」と述べている。

　金正恩（キム・ジョンウン）第1書記が最近、外国映画の流入を遮断するよう指示したと伝えられている。

　それにも関わらず、ロシア映画のビデオは販売されており、住民の間では北朝鮮当局が住民に金を使わせるためにテレビでの外国映画放送を中断したのではないかとまで言われているという。

　また他の消息筋は「中国との関係が疎遠になった一昨年から週末の外国映画放送時間に、中国映画はほとんどなくなり、旧ソ連時代に制作されたロシア映画すら最近では放送が中断されている」と伝えた。

　さらに中国との関係がよくなれば中国映画が多く放送され、ロシアとの関係がよければロシア映画の比重が高くなるのが普通だとし、「ロシアとは良好な雰囲気なのにロシア映画すら見せてくれないのはおかしい」と述べている。