韓国検察は、国土交通部が“ナッツ・リターン”騒動を調査する際に関連内容を大韓航空側に知らせていた容疑で、国土部のキム調査官(54)を拘束した。(提供:news1)
韓国検察は、国土交通部が“ナッツ・リターン”騒動を調査する際に関連内容を大韓航空側に知らせていた容疑で、国土部のキム調査官(54)を拘束した。(提供:news1)
韓国検察は、国土交通部が“ナッツ・リターン”騒動を調査する際に関連内容を大韓航空側に知らせていた容疑で、国土部のキム調査官(54)を拘束した。

 ソウル西部地検は25日午後10時ごろ、公務上の秘密漏洩容疑でキム調査官に対して拘束令状を請求していた。

 ソウル西部地検の令状専門担当部長判事は26日午前、キム調査官への令状実質審査を行い、午後5時40分ごろに拘束令状を発付した。

 キム調査官はソウル南部拘置所に収監される予定。

 判事は「キム調査官が犯行を全面否認していた。犯罪容疑に対する疎明があり、書庫隠滅の恐れがあるため拘束の必要性を認めた」と明らかにした。

検察によると、キム調査官は国土海洋部が“ナッツ・リターン”を調査する過程で、大韓航空客室乗務担当のヨ常務(57)と数十回に渡り通話するなど、調査に関する内容を知らせた容疑がかけられているという。

 また国土海洋部の特別監査が始まると、ヨ常務とやりとりした携帯メール10件ほどを削除した容疑も受けている。

 検察は、キム調査官がヨ常務を通じて大韓航空に調査内容や進行状況を随時流していたと見ている。また通信記録分析によって二人が30回ほど通話をし、10回ほど携帯メールをやりとりした事実を確認した。

 キム調査官は15年間、大韓航空に勤務した後、国土海洋部に移った。そのためヨ常務とは深い親交を続けてきた。

 検察が、チョ・ヒョンア元大韓航空副社長とヨ常務に対する拘束令状請求に続き、キム調査官の拘束によって“ナッツ・リターン”騒動に対する捜査は一段落すると見られる。

 また、チョ元副社長とヨ常務に対する拘束前被疑者尋問は、30日午前10時30分に行われる予定。


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