拘置所に移送される国土交通部の調査官=26日、ソウル(聯合ニュース)
拘置所に移送される国土交通部の調査官=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が自社機内で乗務員のナッツの出し方に激怒し、機内サービスの責任者を降ろして離陸を遅らせた事件で、検察は26日、国土交通部による調査内容を同社側に漏らしたとして、公務上の秘密漏えい容疑で50代の同部調査官を逮捕した。 今回の事件での逮捕者は初めて。 地裁は同日午前、調査官の逮捕状を発付した。地裁側は「被疑者は犯行を全面否認しているが、証拠隠滅の懸念があり拘束の必要性を認定した」と説明した。 検察によると調査官は国土交通部の航空安全監督官で、今回の事件をめぐり証拠隠滅の容疑で逮捕状を請求された大韓航空の客室担当の常務と、通話や携帯電話のショートメッセージで数十回連絡を取り合い、調査内容を漏えいした疑いが持たれている。 同調査官は国土交通部への入庁前に大韓航空で15年間勤務しており、この常務と親交が深かったとされる。 検察は常務の携帯電話から削除されたメッセージを復元し、国土交通部の調査報告書の内容が常務を経て趙前副社長に伝えられたことを確認した。  検察は24日、調査官の身柄を拘束した。一方、調査官は調査のために連絡を取り合っていたとして、容疑を全面的に否認している。 ikasumi@yna.co.kr
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