機関故障の韓国漁船、日本の排他的経済水域に侵入

韓国の漁船が機関故障で日本側の海域を侵犯したことと関連し、現地に派遣された韓国側の警備艇と日本側の巡視船が調査主体をめぐり、対峙（たいじ）する状況となった。

　25日、釜山海洋警備安全署によると、この日午前9時51分ごろ、韓国南東部・釜山市の南東9．3海里（約17．2キロ）の海上で韓国漁船が機関故障を起こし、日本側EEZ（Exclusive Economic Zone/排他的経済水域）を侵犯したという。

　日本の海上保安庁所属の巡視船2隻がすぐに漁船に接近し、釜山海洋警備安全署も通報を受け、警備艇2隻を現地に急いで派遣し、両者が漁船を挟んで対峙した。

　釜山海洋警備安全署は漁船がボイラー故障を起こして発生した事案であるだけに日本側との共同調査を行うことを要求した状況だと説明した。