【ソウル聯合ニュース】韓国人の訪朝者数が朴槿恵(パク・クネ)政権発足後に減少したことが24日、分かった。 韓国統計庁の資料によると、現政権が発足した昨年の訪朝者数は延べ7万6503人だった。李明博(イ・ミョンバク)前政権の5年間で年間訪朝者数が最も多かった2008年(18万6443人)の41%にとどまった。 訪朝者数は1997年に136人に過ぎなかったが次第に増加し、南北首脳会談が開催された2007年には15万8170人に増えた。 2008年は北朝鮮兵による韓国人観光客射殺事件で金剛山観光が中断されるなど南北関係が冷え込んだが、同年上半期(1~6月)に開城工業団地事業や観光など南北交流協力が活発だったため訪朝者が最も多かった。2009年は冷え込んだ南北関係の余波で、訪朝者数が12万616人と大幅に減少した。2011年は11万6047人、2012年は12万360人だった。 昨年の訪朝者数が大幅に減少したことについて、専門家らは北朝鮮による3度目の核実験と開城工業団地の閉鎖、朴槿恵政権の北朝鮮に対する強硬基調が影響を与えたとの見方を示した。 昨年の訪朝者のうち、開城工業団地関連の訪朝者は7万5990人で、大半を占めた。 今年は開城工業団地が正常操業したが、訪朝者数の回復は難しいと予想されている。 慶南大極東問題研究所の林乙出(イム・ウルチュル)教授は「人的往来の水準は南北関係の発展水準や統一準備のための努力に比例する。今年の訪朝者数は10万人余りで昨年より増えたものの、例年を下回るだろう」と述べた。 hjc@yna.co.kr
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