【ソウル聯合ニュース】韓国の原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)から原発の図面や関連機器の系統図などの情報が相次いでインターネット上に流出した問題で、原発の輸出にも影響を及ぼすのではないかという懸念が高まっている。 原発を管理する上で重要な情報セキュリティーの欠陥が浮き彫りになった以上、韓国の原発技術に対する国際的な信頼も揺らぐとみられる。 産業通商資源部と韓水原は、原発の安全に直接的な影響はないとしているが、流出の経緯や規模を把握できておらず、専門家らは安全だと判断するには早いと指摘する。 2010年には、イランの原発がハッキング攻撃を受け、中核装備の遠心分離機が破壊されて稼動を中断している。 現在韓国は、アラブ首長国連邦(UAE)やトルコ、アルゼンチン、ベトナムなどへの原発輸出事業を推進中だ。 原発市場は米国やフランス、日本に加え中国も本格的な輸出に乗り出し、競争が激しくなっている。 韓国では昨年、原発で性能試験の成績証明書が偽造された不良部品が使われたことが明らかになり、稼動が中断する事態になった。 ソウル大原子核工学科の徐鈞烈(ソ・ギュンヨル)教授は、「不良部品問題に情報流出問題が重なり、韓国の原発技術に対する信頼に深刻な打撃を与えかねない」と憂慮した。 sjp@yna.co.kr
Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0