【ソウル聯合ニュース】韓国政府は21日、北朝鮮が国連総会で自国の人権侵害を非難する決議が採択されたことに反発し、核放棄を明記した2005年9月の6カ国協議共同声明が無効になったなどと主張したことを強く非難した。 北朝鮮は前日、外務省声明を発表し、国連総会の決議を「真っ向から排撃する」とした上で、「核を含む自衛的国防力をあらゆる面から強化する」と宣言。「米国が朝米(米朝)間の自主権尊重と平和共存を公約した6カ国協議共同声明をはじめとする全ての合意を白紙にした」と主張した。 韓国政府当局者は北朝鮮の声明について強い遺憾を表明した。北朝鮮に対し「北の人権状況に対する国際社会の深刻な憂慮と改善を促す厳重な総意が反映された国連決議に基づき、住民の人権改善に向けた具体的で実質的な措置を取るべきだ」と指摘した。 また、6カ国協議共同声明に関連する国連安全保障理事会決議を順守することで完全な非核化への道を進まなければならないと強調した。 hjc@yna.co.kr
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