【ソウル聯合ニュース】韓国の大学教授が「今年の四字熟語」に「間違いを認めず、強引に押し通す」を意味する「指鹿為馬」を選んだ。教授新聞が21日発表した。 同新聞が今月8~17日に全国の教授742人を対象に今年にふさわしい四字熟語を尋ねたところ、最多の201人(27.8%)が「指鹿為馬」を選択した。「鹿(シカ)を指して馬(ウマ)となす)と訓読みし、中国・秦(紀元前3世紀)の始皇帝の死後、宦官・趙高が丞相になった時、臣下が自分に従わないのではないかと心配し、ためすため「鹿」を「馬」と言わせた故事に由来する。 慶星大の郭福ソン(クァク・ボクソン)教授(中国通商学)は「2014年は数々のシカたちがウマに変わった一年。色々な偽りが真実のごとく社会を強打した」と話した。 この四字熟語を選んだ背景には、朴槿恵(パク・クネ)大統領の元側近で、「陰の実力者」とされるチョン・ユンフェ氏が国政運営に介入したとの疑惑や旅客船セウォル沈没事故などが影響したとみられる。同疑惑をめぐっては、チョン氏の国政介入疑惑を記した青瓦台(大統領府)の内部文書が流出し、文書作成者が逮捕されたほか、チョン氏や朴大統領の実弟が検察の聴取を受けるなど、混乱が続いている。 2位は「足を削(けず)りて履(くつ)に適(てき)せしむ」を意味する「削足適履」。目先のことに気をとられ、大事なことを忘れてしまうことを表す。 namsh@yna.co.kr
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