ソウル西部地検は20日、前日に続き追加で大韓航空のパク法務室長を参考人として呼び、5時間30分にわたって組織的な証拠隠滅指示などについて追究した。
しかしパク室長は調査で、チョ・ヒョンア元大韓航空副社長が社員に証拠隠滅指示をしたという疑惑について強く否定したと伝えられている。
パク室長は20日午後7時25分頃、調査を終えて出てくると、取材陣の質問に対し「調査が大変だった」とだけ答えて庁舎を去っていった。
パク室長は、具体的な調査委内容については検察に聞いてくれと言い、自らの回答を避けた。
パク室長は20日午後2時頃に検察に出頭した際に、取材陣が証拠隠滅疑惑について尋ねると「中で調査すれば分かることだ」と短くコメントしていた。
法的な部分を検討したのかについて「我々はするべきことをするだけだ」と述べた。
検察関係者は「証拠隠滅に関して具体的な事実関係を確認するために召喚した」と述べた。
検察は19日午後、証拠隠滅に関する容疑が確認された客室担当のヨ常務(57)に3回目の召喚をして調査をしていた。
ヨ常務は11日と18日に参考人として召喚されたが、調査過程で事件隠蔽の状況が確認されたため、18日に被疑者に切り替えた。
ヨ常務は、チョ元副社長によって飛行機から追い出されたパク・チャンジン事務長が国土交通部の調査を受ける際に同席者として社員に最初の報告メールを削除するよう指示し、嘘の陳述を強要するなどの容疑がかけられている。
また検察はチョ元副社長が役員に証拠隠滅を指示したのか、事件発生に関する継続的な報告を受けていたのかなどを確認するため捜査中。
さらに証拠隠滅以外に、チョ元副社長の航空保安法違反容疑についても、来週初めにチョ元副社長に対して拘束令状を請求する方針だ。
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