19日、アルムダウン財団によると、厳しい中でも生涯かけて集めた財産の1億ウォン(約1084万円)を不遇な学生の奨学金として寄付し、社会の模範となったキム・グンジャ氏は、この日大統領府で3等級の椿章を受章した。
キム・グンジャ氏は、1942年17歳の時に慰安婦として連れて行かれ、3年間の試練に耐えた。
2000年8月にアルムダウン財団に5000万ウォン(2014年12月現在、約542万円)を寄付し、「キム・グンジャおばあさん基金」を設立。
さらに2006年には追加で5000万ウォンを寄付し、この基金の意義に賛同する一般市民からの寄付も合わせて計8億ウォン(2014年12月現在、約8700万円)になった。
この募金は児童養育施設を退所した大学生に学費として支援する事業に使われている。
キム氏は「私は13歳に両親をなくし、17歳で慰安婦として中国に連れて行かれた後、歩いて韓国に戻って来ることができた。私のように親のいない学生が学べないということがないようにしたい」と述べた。
国民推薦褒賞は、国民によって推薦された社会のあちこちにいる隠れた功労者に褒賞を与える制度として、ことしで4回目を迎える。
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