北朝鮮の朝鮮労働党統一戦線部長の金養建(キム・ヤンゴン)党書記が、金大中平和センターと現代峨山側の関係者の訪朝を要請したと、韓国統一部が19日に明らかにした。(提供:news1)
北朝鮮の朝鮮労働党統一戦線部長の金養建(キム・ヤンゴン)党書記が、金大中平和センターと現代峨山側の関係者の訪朝を要請したと、韓国統一部が19日に明らかにした。(提供:news1)
北朝鮮の朝鮮労働党統一戦線部長の金養建(キム・ヤンゴン)党書記が、金大中(キム・デジュン)平和センターと現代峨山(ヒュンダイアサン)側の関係者が開城に訪問してもらえるよう要請したことを、韓国統一部が19日に明らかにした。

 19日午後、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会は、板門店(パンムンジョム)の連絡チャンネルを通じて金大中平和センターと現代峨山の訪朝要請に関する通知文を送った。

 北朝鮮側は通知文で、最近、金大中元大統領の夫人イ・ヒホ氏と、現代峨山のヒョン・ジョンウン会長が、金正日総書記の3周忌に弔意を表したことに関して、キム・ヤンゴン党書記を通じて感謝の意思を伝えたいと明らかにした。

 北朝鮮側は、金大中平和センターと現代峨山側に23日または24日、開城工業地区を訪問してもらえるよう要請したという。

 これに関し、新政治民主連合のパク・ジウォン議員側は政府当局との合意を経て、訪朝を決定するという立場を取っている。パク議員は「対北朝鮮問題のため、政府と協議しなければならない」と慎重な態度を見せた。

 現代峨山側も「訪朝申請を検討するつもりだ」とだけ伝えている。

 パク議員と現代峨山側は金正日総書記の3周忌の前日16日に開城を訪れ、イ・ヒホ氏とヒョン・ジョンウン会長の弔花を伝達して戻ってきた。

 パク議員はこの日の訪朝で、朝鮮アジア太平洋平和委員会のウォン・ドンヨン副院長に会い、南北関係改善案などを議論していた。

 そのため、北朝鮮がパク議員一行の訪朝から4日で急な再訪朝を要請した背景に注目が集まっている。

 前回の訪朝で南北関係改善の方向の議論が自然に行われたほど、南北間対話のはずみを続けるためだと見られる。またイ・ヒホ氏の来年の訪朝の可能性も変わらずに有効だという点も勘案したものとも見られている。

 統一部関係者は「訪朝申請がくれば、検討するつもりだ」と述べている。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0