謝罪するロッテグループ関係者=17日、ソウル(聯合ニュース)
謝罪するロッテグループ関係者=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ソウル市松坡区の複合施設「第2ロッテワールド」でひび割れや水漏れが相次いで見つかり、安全性を懸念する声が高まっている問題で、ロッテ物産やロッテ建設など関連系列会社は17日、記者会見を開き、国民に謝罪した。水漏れが見つかった水族館と上映中に騒音と振動が発生した映画館について、ロッテグループはソウル市の営業停止命令の受け入れを表明した。 前日にはコンサートホールの工事現場で倒れているのが見つかった60代の作業員が、病院に搬送中に死亡している。ロッテ側は「作業員の死亡をはじめ最近発生した一連の事故で市民の皆様に心配をお掛けしたことをお詫びする」と述べた。また、市の営業停止命令を忠実に履行すると強調。「ソウル市と協議後、外部専門機関による詳細な安全点検を実施し、後続措置を取る」と約束した。 市は16日、作業員の死亡事故を受け工事を即時中断するよう通告。水族館と映画館の営業停止も命じた。 市は10月に第2ロッテワールドの低層部と呼ばれる商業施設の臨時使用申請について、承認決定を出した。ただ、安全上の問題が発生した場合は使用制限や承認の取り消しもできるとの条件をつけた。 第2ロッテワールドは10月14日に商業施設がオープンし、2016年末には大規模テーマパークとして韓国で最も高い123階建て(555メートル)の超高層ビルが完工する予定だ。だが、商業施設のオープン前から建設現場での事故や周辺道路の陥没のほか、地下に巨大空洞が確認されるなど安全問題がたびたび浮上している。 ikasumi@yna.co.kr
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