李載晩総務秘書官=(聯合ニュース)
李載晩総務秘書官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の元側近で「陰の実力者」とされるチョン・ユンフェ氏が国政運営に介入したとされる疑惑で、ソウル中央地検は14日、チョン氏と接触していたとされる李載晩(イ・ジェマン)青瓦台(大統領府)総務秘書官の事情聴取を行っていると明らかにした。 文書と関連し、検察の聴取を受ける青瓦台関係者はキム・チュンシク国政企画首席室行政官に続き2人目。李氏は朴大統領が政界入りした1998年から朴大統領を補佐してきた側近中の側近だ。 検察は文書に登場するチョン氏と青瓦台高官らの秘密会合が実際にあったのかどうかや、チョン氏と連絡を取り合っていたかどうかなどについて調べる方針だ。 検察はチョン氏や李氏らの通話記録などの分析を12日に完了した。分析の結果、秘密会合はなかったと結論付けたという。 一方、検察は朴大統領の実弟、朴志晩(パク・ジマン)氏に対し、今週中に検察に出頭するよう要請した。志晩氏は応じる意向を示している。 志晩氏をめぐっては、朴政権発足後からチョン氏と権力闘争を繰り広げているとのうわさがある。検察は志晩氏に対し、青瓦台公職紀綱秘書官室の文書を入手した経路などについて調べる考えだ。韓国紙・世界日報は5月に青瓦台公職紀綱秘書官室の文書約100枚が志晩氏に渡されたと報じている。文書のほとんどは志晩氏と夫人の動向を調べた報告書とされる。 青瓦台は内部監察を行ったところ、文書を作成し流出したとした志晩氏の側近らによる「7人会」についても調査するとみられる。ただ、現在までの捜査の結果、7人会の実体については疑問視されている。 チョン氏が業者に依頼し、志晩氏を尾行させたとの報道と関連した告訴事件でも志晩氏は重要参考人となっている。検察は7月に告訴状を受け取り、志晩氏に対し書面調査を行う方針だったが、当時、志晩氏は応じなかった。  kimchiboxs@yna.co.kr
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