【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が10日発表した雇用動向によると、11月の失業率は3.1%で、前年同月に比べ0.4ポイント悪化した。青年(15~29歳)の失業率も同じく0.4ポイント悪化の7.9%。就職活動者の増加に伴い失業率が悪化する傾向にある。 失業率の統計には表れない、アルバイトをしながら就職活動をする人や入社試験に備える学生などを含めた雇用補助指標をみると、肌で感じる失業率(体感失業率)は10.2%と集計された。前月に比べ0.1ポイント悪化した。 先月の就業者は2596万8000人で、前年同月から43万8000人増加した。増加数は3カ月ぶりに拡大した。就職活動シーズンだった2月の83万5000人をピークに鈍化が続き、6月には39万8000人に減少した。7月と8月は50万人台に回復したが、9月が45万1000人、10月が40万6000人と再び減少していた。 就業者の増加数(前年同月比)を年齢別にみると、60代以上が22万1000人、50代が19万3000人、20代が4万4000人。一方、人口自体が減っている30代は3万4000人減少した。 産業別では、保健業および社会福祉サービス業、建設業、卸小売業、製造業などで新規就業者数が増えた。農林漁業や公共行政・国防および社会保障行政などは減少した。 非経済活動人口は1年前と比べ11万3000人少ない1590万2000人。働く意欲はあるものの失業状態の長期化などにより求職活動を断念した人は42万7000人と、27万4000人増えた。 統計庁の雇用統計課長は「昨年同月の就業者数の増加幅が大きかったことを踏まえると、先月は40万人台でも相当大きい伸びだったといえる」と評した。保健・社会福祉サービス業や製造業などを中心に雇用が増え、中でも建設業は年初に比べ住宅の分譲や売買が増えた影響で就業者数が増加したと説明した。 mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0