チョ・ヒョンア大韓航空副社長(40)が客室サービスを問題視し「ランプリターン」させた問題で、降ろされた事務長は約12時間待ち、帰国した。(提供:news1)
チョ・ヒョンア大韓航空副社長(40)が客室サービスを問題視し「ランプリターン」させた問題で、降ろされた事務長は約12時間待ち、帰国した。(提供:news1)
チョ・ヒョンア大韓航空副社長(40)が客室サービスを問題視し、滑走路を移動中の航空機を「ランプリターン」させ、事務長を降ろしたことに対し非難が続く中、結局、大韓航空側が謝罪文を発表した。

 大韓航空側は9日、「非常事態ではなかったにもかかわらず、航空機を搭乗ゲートに引き返らせ、乗務員を降ろした点は行き過ぎた行動であり、これによって乗客の方々にご不便をお掛けしたことに対してお詫び申し上げたい」と伝えた。また、「当時航空機は搭乗ゲートから10mも移動していなかった状態で、安全には問題がなかった」とし、「大韓航空役員は航空機搭乗時の機内サービスと安全に対する点検の義務がある」と解明した。

 また、事務長を航空機から降ろした理由について「最高のサービスと安全を追求しなければならない事務長が、副社長の指摘にも規定と手続きを無視し、マニュアルさえまともに使用できないまま弁解と偽りで適当に言い逃れたため、降機させた。役員として問題提起および指摘は当然のこと」と説明した。

 チョ副社長は12月5日(現地時間)、ジョン・F・ケネディ国際空港から韓国・仁川(インチョン)空港に向かう大韓航空旅客機を搭乗ゲートに引き返させる「ランプリターン」を指示した。マニュアル通りに職務できなかった乗務員が理由だった。航空機には250人以上の乗客がいたが、この過程で出発が20分遅延。そして、到着予定時刻より11分遅れで仁川空港に到着した。

 結局、航空機は搭乗ゲートに戻り、事務長が降りた後、再出発した。降りた事務長は約12時間待ち、当日午後1時に出発するKE082に搭乗し、帰国した。

 大韓航空側は「現地の空港当局から承認を受けて、事務長を降ろすことにした」としながら「状況は非常事態だと見なされず、(アメリカ運輸保安庁に)報告する必要がなかった」と解明した。

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