大韓航空の本社=(聯合ニュース)
大韓航空の本社=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】原油価格の下落で航空会社の株価が上昇する中、大韓航空株は伸び悩んでいる。 大韓航空の株価は9日午前9時24分現在、ソウル株式市場で前日比2.27%上昇したが、同じ韓国のアシアナ航空(3.61%上昇)を下回った。前日もアシアナ航空は9.19%上昇したが、大韓航空は3.94%高にとどまった。 大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)副社長(40)が同社の客室乗務員のサービスを問題視し、乗っていた旅客機を離陸前に滑走路から引き返させ責任者を降ろしたことが株価に影響を及ぼしているとみられる。 趙副社長は5日(米東部時間)、ニューヨークのケネディ国際空港から仁川に向かう大韓航空旅客機が滑走路を移動中に、客室乗務員がマニュアル通りのサービスを提供しなかったとして機体を搭乗口に戻させ、機内サービスの責任者である事務長を降ろした。 航空法には機長が客室乗務員を指揮・監督するよう定められており、今回の騒動は趙副社長の越権行為との批判が出ている。 大韓航空は直ちに報道資料を発表し、「行き過ぎた行為だった。不便を強いられた乗客に謝罪する」と表明したが、趙副社長が直接謝罪していないため批判のトーンが強まっている。 csi@yna.co.kr
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