30代天才科学者がサムスン電子の常務に昇格!サムスン電子シリコンバレー研究所、プラナフ・ミストリー氏が4日に発表されたサムスングループ役員人事で33才の年齢で常務となった。(提供:news1)
30代天才科学者がサムスン電子の常務に昇格!サムスン電子シリコンバレー研究所、プラナフ・ミストリー氏が4日に発表されたサムスングループ役員人事で33才の年齢で常務となった。(提供:news1)
指でジェスチャーすると画面が浮かび上がって映像が再生される。指を押す動作をすると、勝手にキーボードが押される。動画停止後、指を開いて画面を拡大する。犯人の顔を確認して、すぐに出動する。映画「マイノリティ・リポート」(2002)でのシーンだ。この映画のモチーフになった技術を開発した天才科学者が30代の若さで、サムスン電子の常務に昇格した。

 サムスン電子シリコンバレー研究所のプラナフ・ミストリー氏が、4日に発表されたサムスングループ役員人事で33才の年齢で常務となった。

 プラナフ常務はMITテクノロジー・レビューが2009年に選定した「世界で最も影響力のある若い科学者」35人のうちの1人だ。20代からバーチャルリアリティなどに心酔し、「シックスセンス・テクノロジー」を開発した。プラナフ常務はマウスのない仮想のマウススペース、3Dペン、ポスト・イットのデジタル化など画期的な製品を発明している。彼はマイクロソフト社でUXリサーチ研究をした後、MIT(マサチューセッツ工科大学)に移り、2012年からサムスンに入りGalaxy Gear(ギャラクシーギア)の開発などに携わっている。

 プラナフ常務は2009年、TEDカンファレンスで公開した「シックスセンス・テクノロジー」で有名になった。彼はたった5か月で350ドル(約4万円)を使い、「シックスセンス・テクノロジー」を作っている。

 シックスセンスは4つの指に別の色のテープを付け、ネックレス型カメラとプロジェクター形態が付いたウエアラブル機器だ。指一つ一つは一種の大きな役割を果たし、これをカメラとスマートフォンが認識して実生活をデジタルの世界へ連結する。

 例えば、両手の親指と人差し指を活用して四角を作れば、自動に写真が撮られる。手の平で壁を作るジェスチャーをすれば、撮られた写真が現われる。指で写真をつかめば、写真の編集が可能で、横に投げればEメールに送られる。

 プラナフ常務はサムスンでウエアラブル機器や3Dカメラ、UX開発などに参加している。

 サムスンは「海外法人の優秀な人材の昇格を維持し、現地の人間に未来の成長ビジョンを提示して、国籍や人種に関係なく、“核心人材”を重要視する」と伝えた。

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