ソウル中央地検に入るパク氏=4日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル中央地検に入るパク氏=4日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の元側近で、「陰の実力者」と呼ばれるチョン・ユンフェ氏らが政府人事に介入したことを示唆する青瓦台(大統領府)の内部文書が流出し、新聞で報道された問題で、文書を作成したとされる元青瓦台行政官、パク・グァンチョン警正(警視に相当)が4日午前、事情聴取を受けるためソウル中央地検に出頭した。 パク氏は地検に入る前、記者団の質問に対し、「誠実に調査を受ける」と述べ調査室に向かった。 パク氏は世界日報が先月28日に報道した青瓦台の文書を作成し、外部に流出した疑いが持たれている。 今年1月6日付で作成された文書にはチョン氏が青瓦台の李載晩(イ・ジェマン)総務秘書官ら朴大統領の最側近3人を含む青瓦台高官10人と昨年10月から定期的に会合を行い、大統領秘書室長の更迭など国政について議論していたと記されており波紋を呼んだ。 パク氏は文書の内容や作成経緯などについて、名誉毀損(きそん)事件を捜査する刑事1部で、場合によっては文書の流出と関連して特捜2部で聴取を受ける。 検察は文書で取り上げている3人とチョン氏の会合を直接確認したかどうかや文書作成を指示した人物などを優先的に調べ、外部に流出した疑惑についても調査する方針だ。 チョン氏はメディアとのインタビューで、文書の内容はでっち上げだと主張し、今月3日、世界日報の記者3人を名誉毀損で告訴した。一方、趙応天(チョ・ウンチョン)元青瓦台公職紀綱秘書官は「60%は合っている」として、チョン氏の主張を否定した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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