インターネットコミュニティで流布された故盧武鉉元大統領の画像を使用し、放通審委から法廷制裁を受けたMBCの芸能番組「セクションTV芸能通信」(上)とSBSの教養番組「瞬間捕捉この世にこんなことが」(下)(提供
インターネットコミュニティで流布された故盧武鉉元大統領の画像を使用し、放通審委から法廷制裁を受けたMBCの芸能番組「セクションTV芸能通信」(上)とSBSの教養番組「瞬間捕捉この世にこんなことが」(下)(提供
韓国のインターネットコミュニティで流布された故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の画像を使用した番組が、韓国放送通信審議委員会から法廷制裁を受けた。

 放送通信審議委員会は27日、全体会議を開き、インターネットコミュニティ「日刊ベスト保存所」で制作・流布された盧武鉉元大統領の画像を使用した地上波局の芸能情報番組と教養番組に対して法廷制裁を議決した。

 MBCの芸能番組「セクションTV芸能通信」は、ある映画俳優の息子に関する実父騒動について放送中に、盧武鉉元大統領の写真に陰影処理をした画像を、実の父親のシルエット画像として使用した。

 放送通信審議委員会は、社会的論争が起こった人物のシルエットとして、これとは無関係の故人の写真を使用することは、故人及び遺族に対する名誉毀損と言えるとした。該当画像を3回に渡り長時間放送した点、また同放送局が資料誤用で数回の制裁を受けている点、放送局が放送後に納得できるような解明や謝罪などの処置を取らない点などを考慮し、「放送審議に関する規定」第20条(名誉毀損禁止)第1項及び第2項、第27条(品位維持)第1項の違反で「警告」を決定した。

 SBSの教養番組「瞬間捕捉 この世にこんなことが」では、はさみを利用してペーパーアートをする一般人の事情を紹介しながら、一般人出演者がペーパーアートで制作した「端午風情」と、朝鮮時代の風俗画家、申潤福(シン・ユンボク)の原作を比較するシーンで、盧武鉉元大統領の顔を挿入した画像を放送した。

 放送通信審議委員会は、盧武鉉元大統領の顔を合成した画像を放送したことは、故人に対する名誉毀損だと言えるとし、同放送局が資料誤用によって数回の制裁を受けた点、放送日の翌日に謝罪の報道資料を配付し、該当番組の次の回の放送で謝罪をした点を考慮し、「放送審議に関する規定」第20条(名誉毀損禁止)第2項、第27条(品位維持)第1項の違反で「注意」を決定した。


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