【ソウル聯合ニュース】韓国企業が参加する北朝鮮北東部の経済特区・羅先の羅津港とロシア極東沿海地方のハサンを結ぶロ朝物流協力事業のテスト輸送の準備が24日始まった。 韓国統一部関係者によると、同事業に参加するポスコ、現代商船、コレール(韓国鉄道公社)の3社企業連合の関係者と政府関係者の計13人からなる点検団は同日午前、ロシアから鉄道で羅先入りした。 点検団は28日まで滞在し、ハサンと羅津港を結ぶ鉄道で運ばれるシベリア産石炭4万5000トンの荷役と船積み、船舶の出入港などプロセス全般について点検し、事業の妥当性や安全性を確認する。 船積みが円滑に進み、気象条件に問題がなければ、船は28日に羅津港を出発し、29日夜に韓国・浦項港に到着する予定だ。 ロ朝物流協力事業は、羅先とハサンを結ぶ54キロ区間の線路の改修・補修、羅津港第3号埠頭(ふとう)の近代化、複合物流事業などを進めるもの。 3社企業連合はロシアが70%、北朝鮮が30%を出資し設立した合弁会社の株式の一部をロシアから取得する間接投資の形で同事業に参加している。 韓国政府は同事業について、朴槿恵(パク・クネ)政権が掲げる「ユーラシア・イニシアチブ」(ユーラシア大陸の物流・エネルギー協力を促進する政策)の初の具体的な成果になるとみて、5・24措置(2010年3月の海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け同年5月から実施している対北朝鮮制裁措置)の例外と規定している。 hjc@yna.co.kr
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