【ソウル聯合ニュース】韓国化粧品市場が外国人観光客による購入増加で拡大している。金融投資業界や統計庁によると、7~9月期の化粧品小売り販売額(付加価値税など間接税を除く)は、4兆1696億ウォン(約4395億円)で四半期ベースでは初めて4兆ウォンを突破した。前年同期(3兆7795億ウォン)に比べ10.3%増加した。 ほかの品目と比較すると、化粧品は家電製品市場に匹敵する勢いで成長している。 7~9月期は家電製品販売額(4兆4324億ウォン)に及ばなかったものの、季節によっては化粧品のほうが家電製品より多く売れた時期もあった。 2012年から毎年1~3月期は化粧品が販売額で家電製品を上回り12年と13年の同期は1000億ウォン、今年の同期は家電より4000億ウォン多かった。 化粧品市場が相対的に拡大した影響もあるが、化粧品は冬の時期となる1~3月期と10~12月期に販売額が増え、家電は1~3月期に販売が落ち込むことが原因とみられる。 化粧品の年間販売額を見ると、10年は12兆1000億ウォン、11年は13兆4000億ウォン、12年は14兆1000億ウォン、13年は14兆9000億ウォンと増加している。11~13年の年間成長率は、それぞれ10.3%、5.3%、5.7%と、同じ時期の全体の小売り販売額増加率、9.4%、4.2%、1.2%を上回った。 今年の化粧品市場の販売額はこのままいけば16兆ウォンに達すると予想される。 専門家らは化粧品の国内市場成長の背景として、韓国人よりも外国人による需要増加を挙げた。韓流ブームの影響で、中国などからの観光客が化粧品を多く購入している。 免税店での化粧品の売上高を見ると、大手のアモーレパシフィックが7~9月期に1959億ウォンと前年同期比100.3%の増加を記録した。 一方、韓国人の化粧品消費はわずかな増加にとどまった。 統計庁の家計動向調査(2人以上の世帯基準)の結果、化粧品が含まれる衛生・美容用品の月平均支出額は1~3月期と4~6月期はそれぞれ2.4%、0.9%増加した。 sjp@yna.co.kr
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