国会で答弁する鄭首相=7日、ソウル(聯合ニュース)
国会で答弁する鄭首相=7日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が独島に建設される予定だった施設「入島支援センター」の入札を中止したことに関し、鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相は7日の国会答弁で、「多少混乱を招いたように見えたことについて申し訳なく思う」と謝罪した。 センターは独島訪問客の安全や島内の施設管理のため、2016年までに100億ウォン(約10億5000万円)をかけて島の接岸施設付近に建てる計画だった。しかし、韓国政府は1日、関係閣僚会議を開き、「海洋法問題や文化財である独島の景観問題を踏まえ入札を中止し、再検討を決めた」として、建設計画を事実上白紙に戻した。韓国政府高官は聯合ニュースの取材に対し、外交的判断も影響したと示唆した。 鄭首相は入札中止を決めた理由について、「独島は地理的、法的、歴史的にわが領土であることが明確だが、環境や安全、景観などいろいろな面からそのまま保存するのが最も望ましい方法だと判断した」と説明した。 また、「センターを建てれば、安全や環境などの問題に対する指摘が強く出る。こうした問題を解決した後に推進するかどうかを判断したほうが良いとして、とりあえず(建設を)しないと結論付けた」と語った。 kimchiboxs@yna.co.kr
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