【珍島聯合ニュース】韓国南西部の珍島沖で4月に起きた旅客船セウォル号沈没事故で、約3カ月ぶりに新たな遺体が見つかったことを受け、行方不明者の家族は29日、11月の捜索計画を全面的に再検討し、船内全域に対する綿密な捜索計画を立てるよう訴えた。 捜索チームは28日午後、船内4階の女性用トイレ周辺で1人の遺体を発見した。遺体の発見は7月18日以来で、これにより死者は295人、残る行方不明は9人となった。 家族らは、遺体の発見場所は生存者の証言から継続的な捜索が必要なエリアだったにもかかわらず、政府の事故対策本部は同所を13回捜索したとして「捜索完了」を宣言していたと指摘。こうしたことが繰り返されていると主張した。 家族らは、臭いセンサーシステムによる海水分析で異常パターンが検出された場合に周辺のエリアを含め再捜索することや、特殊撮影装置を遠隔操作して捜索難航エリアを確認することなどを求めている。 船体の引き揚げをめぐっては「捜索の最終手段として考慮の対象だ」としながらも、11月いっぱいは全面的な再捜索を行うよう要求した。 stomo@yna.co.kr
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