【ソウル聯合ニュース】アジア太平洋地域の国防次官級高官らが一堂に会する「ソウル安保対話(SDD)」が29日、ソウル市内のホテルで開幕した。韓国国防部が同日発表した。 3回目を迎えた今年は24カ国・地域と三つの国際機関代表団が参加。31日まで朝鮮半島を含む、アジア・太平洋地域での国家間の軍事的信頼構築を目指し、国防官僚や安保専門家らが多角的な協議を行う。今回は2国間軍事交流協力の拡大を狙う中国が初めて代表団を派遣した。 北大西洋条約機構(NATO)のバシュボウ事務次長、国連のケイン軍縮担当上級代表らも出席する。 韓国の白承周(ペク・スンジュ)国防部次官は同日午後、SDD参加のため来韓した防衛省の徳地秀士防衛審議官(次官級)と会談する。 白次官はこのほかにも、カナダ、チリ、フィリピン、欧州連合(EU)代表ともそれぞれ会談する予定だ。 30日に開かれる本会議では、対話や人道支援を通じ南北の信頼構築を目指す韓国政府の対北朝鮮政策「朝鮮半島信頼プロセス」や統一に向けたビジョンも紹介される。  国防部によると、今回のSDDでは、軍事的信頼構築のほかに、人道支援、災害救助、海洋安保、サイバー安保などに関する協力策も話し合われるという。 sjp@yna.co.kr
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