【ソウル聯合ニュース】国際通貨基金(IMF)は27日までに発表したアジア太平洋地域経済見通しで、米国の早期利上げで米国経済の競争率が低下し市中金利が急上昇する場合、韓国の国内総生産(GDP)は1年間で0.98ポイント下落すると予想した。この下落幅は日本(0.86ポイント)や中国(0.79ポイント)を上回り、アジアで最大。 韓国政府は来年の経済成長率を4.0%、韓国銀行(中央銀行)は3.9%と予測している。世界の金融市場が米国の利上げに影響を受ける場合、韓国の成長率は3%前半にとどまりかねないということになる。 IMFはこうした内容を先週、韓国の対外経済政策研究院(KIEP)との共同コンファレンスで発表した。 IMFアジア太平洋局地域研究課長のデュバル氏は聯合ニュースのインタビューに対し、「韓国に流入する資本は外部の衝撃に敏感なため、金融部門から資本が流出しかねず、実体経済部門は対米輸出の鈍化で苦しくなる可能性がある」と説明した。 一方でIMFは、韓国が財政・通貨政策を追加で用いる余力は十分にあり、適切に対応すれば大きな問題はないとの見解も示した。 mgk1202@yna.co.kr
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