【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は24日、7~9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前期比0.9%成長したと発表した。 成長率は1~3月期の0.9%から、4~6月期は旅客船沈没事故により0.5%に鈍化したが、7~9月期は1~3月期並みに持ち直した。韓国政府や韓国銀行が最近予想した通りの水準だ。 しかし、前年同期比の成長率は3.2%で、昨年4~6月期(2.7%増)以来、5四半期ぶりの低水準となった。昨年7~9月期が3.4%、10~12月が3.7%、今年1~3月期は3.9%と上向いた後、4~6月期は3.5%に鈍化していた。 部門別にみると、民間消費は7~9月期、準耐久財とサービスを中心に前期比1.1%増加した。前期(0.3%減)はマイナスを記録したが、7~9月期は2012年7~9月期(1.2%増)以来の高水準となり、内需回復に期待を持たせる。 建設投資は2.9%、知識財産生産物への投資も0.6%、それぞれ増えた。 一方、輸出は為替変動と一部業種のストライキの影響で、液晶パネル(LCD)や自動車、化学製品を中心に2.6%減少した。2008年10~12月期(4.3%減)に次ぐ減少幅で、マイナスに転じるのも昨年7~9月期(1.1%減)以来1年ぶりだ。ただ、前年同期比では2.1%増加した。 輸入も前期比0.7%減少した。 設備投資は運輸装備を中心に0.8%減少した、企業の投資心理が回復していないため。 経済活動別では、輸出の影響が大きい製造業が0.9%減少。液晶パネルやスマートフォンの不振が響いた。 サービス業は、内需が弱々しいものの回復の兆しがあることから、卸小売や飲食宿泊、金融・保険などを中心に1.4%成長した。電気ガス水道業は原子力発電の割合が拡大し4.7%増加。建設業も土木建設を中心に1.8%増えた。 mgk1202@yna.co.kr
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