【ソウル聯合ニュース】韓国鉄鋼最大手のポスコが23日発表した7~9月期の連結決算は、売上高が16兆2698億ウォン(約1兆6536億円)、本業のもうけを示す営業利益が8787億ウォンだった。売上高は前年同期に比べ7.9%、営業利益は38.9%増加した。 単体の売上高は7兆2901億ウォンで前年同期比1.6%減少したが、営業利益は6350億ウォンと43.3%増加した。 営業利益が大幅に改善したのは、本業の鉄鋼事業で高収益製品の販売が増えた上、エネルギー事業の収益性が上向いたため。連結の営業利益率は5.4%と、前期から0.4ポイント上がった。 ポスコは7~9月期、自動車の需要が拡大している海外市場を中心に、高付加価値の鋼板の販売を拡大した。今年通年の自動車用鋼板の販売量は817万トンと、前年より約17%増加する見通しだ。 また、顧客企業が必要とする高級鋼材の開発から生産まで担うソリューションのマーケティング活動も収益性向上に寄与した。エネルギーの吸収力が高いTWIP鋼や超耐食性ステンレス鋼板、軽量のマグネシウムパネルなどの販売量は41万トンで、前期に比べ59%伸びた。 インドネシアやインドなど海外の鉄鋼事業も安定している。 一方、エネルギー事業では、子会社の大宇インターナショナルが手掛けるミャンマーのガス田が増産し、営業利益が前期比20%増加。ポスコエナジーも発電量の拡大で営業利益が138%増えた。 ポスコは10~12月期について、世界の自動車産業の好調と季節的な要因を追い風に、鉄鋼需要が7~9月期よりやや増えると見込んだ。引き続き、高付加価値製品の販売拡大とソリューションのマーケティング強化に取り組む方針だ。 mgk1202@yna.co.kr
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